11/9〜10 全国ジュニア 東日本予選

更新が遅くなりすみません。

今年は福島県のJヴィレッジで開催された全国ジュニアラグビーフットボール大会(12人制)の東日本予選遠征レポートです。

初日の第一試合に間に合わす為に金曜日から前泊しました。いつもと違い品川駅に夕方集合し特急列車で向かいました。金曜夕方の品川駅は人が多いですが時間内に全員集合。制服のままやってきた選手も。出席出来るところまで授業に出たのは偉い👏

 

出発です。車内で夕食をとります。音楽を聞いてリラックスしたり、試験前の選手も多くドリルに取り組んだり勉強を教えてもらっていたり。そのまま寝落ちしている選手も。

 

19:30に到着しました。外に出ると気温10℃  寒い。駅前のホテルに到着後すぐにミーティングして就寝しました。

 

朝から体を動かします。ジョグ、体操、ボールを使って合わせ。しっかりと汗をかきます。

 

試合会場に到着、準備。ジャージにお清めの塩で授与式。選手・スタッフ共に手首にテーピング。楽しむ事を忘れずに笑顔でプレーする為に「笑」の一文字を記しました。私は20年振りにホワイトを手首に巻きました。この感覚、よみがえってきました。そうです、チーム全員で戦いに臨みます。

 

そして第一試合は東北合同チームに勝利、第二試合は千葉・群馬・埼玉合同チームに勝利し、翌日の決勝進出(東日本代表決定戦)を決める事が出来ました。どちらも春に負けていたので非常に嬉しい勝利となりました。痺れる展開でしたが、普段の練習通りやれている事を出来たので、内容も満足出来る結果でした。

そして、第一試合の東北合同チームのコーチと話す機会がありました。3年前の小学生の時に神奈川県ファイナルカップに招待チームとして参加されたとの事でした。何となく見たことがあるような選手もいて、とのお話をされて驚きました。このように数年の時を経て、ステージが変わってもまたお互いの県代表選手として試合が出来る事に縁を感じますし、感謝をしたいです。中々試合後に選手同士で交流できる場がないのですが、全国にラグビーを通して仲間を作って欲しいです。未来のチームメイトかもしれませんね。対戦してくださった関係者の皆様、本当にありがとうございました。

 

試合後にはすぐに補食。おにぎり100個🍙

ホテルに戻って夕食、ミーティング。靴下のままフロントに選手がいました。部屋にルームキーを置いたまま出て来てしまって…笑 他にも数名いました。乾燥機の利用に苦戦している選手も。ヘッドキャップはダメですよ。これも社会経験ですね。

そして最終日。まだ外が薄暗い時間からアップ。食事をして決戦の地へ。

試合前の控え室。皆リラックスしながらも良い表情をしていました。

直前までケアを受ける選手。痛み止めを飲む選手も。

東京都との決勝は残念ながら、敗れました。悔しいです。しばらくは受け入れる事が出来ませんでした。昨年の全国大会準決勝で敗戦してから一年。先輩達の「必ず来年こそは日本一を」という約束を果たせず、本当にただ悔しいという言葉しか見つかりませんでした。しかし、全員が全てを懸けて必死にプレーする姿に心の底から感動しました。言葉では言い表せません。手首のテーピングは外せない。外したくない…。本当に素晴らしいチームでした。もっと一緒にやりたかった。

3年生はこれで引退です。高校女子の舞台では中々ない12人制のラグビーにかけていた選手もいたので、これでラグビーそのものを卒業する選手もいます。自分達が思い描いていた終わり方ではなかったですが、本当にお疲れ様でした。そしてありがとうという気持ちでいっぱいです。

学生スポーツの特徴の一つは「自身で引退を決められない」事だと思います。限られた時間の中で最大限に自分をどう表現するのか、やり切るのか、これは難しい事だと思います。この神奈川県代表チームは中学3年生・2年生で構成されるチームです。2年間しかチームに在籍できません。そして、毎年学年が入れ替わります。つまり、同じメンバーで活動出来るのは一生の内でこの1年間だけしかないのです。普段は学校も所属チームも違う中で年間を通して県内中から週に一度集まってひとつの目標に向かって仲間と練習に取り組む。こんな代表チーム体制は中学生カテゴリーならではじゃないでしょうか。だからこそ儚くも美しいのかもしれません。

負けた経験がある。この経験は今後の人生で絶対にいきてきます。人生はなかなか思うようにいきませんが、この悔しさを知ったという強さを次の舞台でいかしてください。

傷つき打ちのめされても這い上がれ。

何度でも立ち上がれ。

その先に見える景色が必ずある。

君たちは敗者ではない。

神奈川女子はこれからも直向きに突き進むのみ‼️