12/14 保土ヶ谷練習会
この日は中学3年生の追い出し試合を行いました。中学3年対2年の対決です。意外とありそうでなかった学年対抗マッチ。中学でラグビーを卒業する選手にとっては引退試合となります。
中学3年生メンバー。皆(たぶん)大人で、まとまりがある素晴らしい学年でした。
キックオフです。保護者も多く観戦しに来てもらった中、選手入場です。3年も2年も気合が入っています。
この場にいる全ての人がこの瞬間を目に焼き付けようと言わんばかりに見守りました。選手はこのメンバーとプレーする最後のラグビーを心の底から楽しもうとしている様子が印象的でした。パスが綺麗、プレーが繋がる、スピードが速い、声が出ている、当たりが強い、、小学校3年生の時から見てきましたが、あの小さかった子達がここまでの選手になったのかと7年間の思い出が走馬灯のように脳裏に浮かびました。とにかくプレーが途切れないので選手はすごくしんどそう笑
でも、すごく楽しそうでした。15分ハーフで中3はメンバーチェンジなし。運動不足気味の選手もいて足がもつれかけていましたが、笑顔で走りきりましたね。
柔道家としても有望なさつきキャプテンはこの直後、鮮やかな背負い投げを披露しました。
最後はみづきが得意のキックで蹴り出してノーサイド。17-5で3年生が勝利。3年間の思いが込められたようなキックでしたね。場外までとんでいきました。
ナイスゲームでした!
よく神奈川単独で12人制の紅白戦が出来るのが羨ましいと言って頂く事があります。神奈川県内のラグビースクール全人口で現在、約3,300名の選手がいます。しかし、少子化の影響もあり実はここ3年間で400名減っている状況なのです。では、女子はどうかというと、微増しています。我々としては、ラグビーを始めた子が辞めずに楽しんでこれからも続けられるように環境づくりをしていきたいと思います。その為にはみんなも大人になったらこのTKM神奈川プリンセスに帰って来て、また次の世代を育てて欲しいです。
そして話はコロコロ変わりますが午後はそのまま選手、保護者、コーチでお疲れ様会を行いました。3年生全員から一言ずつ頂きましたが、、もう皆いう事が立派すぎて…😭
今日が卒業式でいいんじゃないかと思う程感動…。
何度も入った「ちょっと待った〜‼️」コール。サプライズの応酬で我々にまでプレゼントを頂きました。2年生からは歌のプレゼントまであり、最高の会となりました。色々と企画から運営までしてくださった保護者の皆様、ありがとうございました。
振り返ると、一年前、保土ヶ谷の会議室で現3年と2年が初めて顔を合わせた新チームミーティングの時、何とも言えない空気がありました。新チーム体制となり、不安ばかりの3年生に対して勢いとギラギラ感が半端なかった2年生。ガチン◯ファイトクラブの一期生対二期生の一触即発のような感じでしたかね。すいません、大袈裟です。(例えが古い?)
みていた私も3年生が飲まれてしまうんじゃないかと思った時もありましたが、そんな事は全くなかったですね。甘えさせてくれるお姉さん的存在の3年生。心の優しさと芯の強さがありました。締めるところはしっかり締める。「シメる」方じゃないですよ。そんな3年生に2年生もしっかりついていきました。
3年生は大変な事が多かった代でした。本当は仲間ももっと多かったです。コロナの影響もあり、これから楽しくなってくるという時にラグビーする場を失い、離れてしまう仲間もいました。そして県代表の活動では一年で体制が大きく変わりました。しかしその都度一つになり、チームをうまくまとめてくれました。それぞれが人には見せない苦労があったと思います。もがき苦しんだ一年だったと思いますが、不屈の魂で3年生を中心にチームが一つになっていきました。そんな素晴らしい選手と出会えた事、一緒に過ごせた事に感謝の思いで一杯です。
ラグビーを高校の舞台で続ける選手、海外に挑戦する選手、違う競技に取り組む選手、進路は様々ですが、このプリンセスで得た経験を忘れる事なく新たなステージでも輝いて欲しいです。
3年生、本当にお疲れ様でした‼️🏉